先週のインド株式市場は、貿易をめぐる緊張の高まりや世界経済の不確実性に加えて、原油価格の変動性が高まったことで、強弱入り混じった展開となりました。米連邦準備制度理事会(FRB)は6月18-19日に開催した米連邦公開市場委員会(FOMC)において慎重な姿勢を維持する一方で、米国経済の安定性や底堅さを受けて政策金利の変更は急がないとの見方が広がりました。外国人投資家(FII)は先週330.8億ルピー相当を買い越し、国内投資家(DII)も買い越しを継続していることが市場を支えています。一方、原油価格は3カ月ぶりに高値圏にありますが、米国のイラン攻撃が週末であったこともあり、緩やかながら下落しています。金価格は、週前半に調整売りが見られましたが、安全資産への需要は継続しています。 通貨インドルピーは、米国の金融政策や堅調な経済指標を受けて、対米ドルで下落しました。規模別の指数で見ると、Nifty50指数が週末に25,000ポイントを回復し、前週比1.6%上昇しました。一方、Nifty Midcap150指数とNifty Smallcap250指数は、0.7%と1.7%とそれぞれ下落しました。
先週、株式市場は変動が大きい展開となりましたが、いくつかのセクターが上昇を牽引しました。国内需要と日用消費財の力強さを背景に、Nifty消費財指数(2.2%)の上昇が目立ったほか、Nifty不動産指数(1.8%)、Nifty自動車指数(1.5%)、 Nifty IT指数(1.4%)も堅調な動きとなりました。一方、Nifty金属指数(1.3%)、Nifty医薬品指数(1.7%)、Niftyエネルギー指数(0.4%)などは下落しました。

また、インドルピーは対米ドルで下落、インドの10年債利回りはやや低下しています。

