カーボンニュートラルを2050年までに達成するためには十分な資金を配分しなければなりません。十分な資金配分が実現されれば、温室効果ガスの排出量と大気からの除去量を均衡させる大きな課題「ネットゼロ」に立ち向かうことができるでしょう。
マッキンゼーは最近の報告書で、世界経済のネットゼロへの移行は「普遍的」で、今後30年間にわたる年平均投資額として9.2兆米ドルが必要で、特に移行に必要な設備投資は2030年にかけてピークに達すると指摘するとともに、前倒しで取り組む必要があると結論づけています。
このような重要な時期において、当社はネットゼロを達成するための実践ハンドブックを作成いたしました。これにより、投資家の皆様が目指されている目標――気候変動とその潜在的な物理的リスク/移行リスクの抑制を後押ししつつ、投資収益を維持(または向上)――に沿ってお客様のポートフォリオを効果的に調整する上で必要と思われる知見やツールを提供いたします。
当ハンドブックでは、まず、「ネットゼロ」の意味や緊急性、その影響について概説します。次に、ネットゼロが企業や投資家にとって何を意味するのか、それぞれがネットゼロ達成にいかに貢献できるかを詳しくご説明します。