債券クォータリー2024年4月「いまだ粘り強いインフレ」

BNPパリバ・アセットマネジメント(BNPP AM)は、債券市場に関する最新の見通しを提供する「債券クォータリー」を四半期毎に発行しています。2024年4月号の主なポイントは以下の通りです。

  • 米インフレ率(消費者物価指数)が3ヶ月連続で市場予想を上回る伸びとなったことは、米連邦準備理事会(FRB)がインフレ圧力が収まるまで急いで利下げすべきではないことを意味しています。たとえインフレ率が政策目標を大きく上回っていないとしても、基調インフレが高止まりするリスクが再びFRBの最優先課題であることを示唆していると思われます。
  • 短期的にインフレが予想外の上昇を続けていることから、10年債利回りは4.75%程度まで再上昇する可能性があります。現時点で、当社が再びデュレーションをオーバーウエートにするのは、そのあたりの水準ではないかと考えています。
  • 米大統領選挙に向けて共和党候補が一連のインフレ政策を提案する中、エネルギー価格の上昇、米国債利回りの上昇、地政学的な緊張のさらなる高まりの見通しが強まっており、これはブレークイーブン・インフレ率(市場の期待インフレ率)の高止まりにつながります。
  • ユーロ圏における利下げの主張は説得力を増しています。欧州中央銀行(ECB)は6月の理事会で最初の0.25%の利下げを実施すると見ています。その後、2024年下半期に2~3回の追加利下げを実施し、年末までに政策金利の中銀預金金利は3.00~3.25%になると予想します。
  • 当社はグローバル社債が魅力的な利回り水準であると考えており、今後数四半期にわたりプラスのリターンをもたらすと引き続き期待しています。スプレッドがさらに縮小する余地は限定的ですが、利下げにより短期金融市場の魅力がより低下し、社債市場への資金流入が見込まれるため、スプレッドの大幅な拡大の可能性も大きくないと見ています。
  • 足元の新興国債券の好調なパフォーマンスを考慮すれば、新興国の高格付けセグメントのスプレッドがさらに縮小するとの楽観的な見方はやや後退しています。それでも、資産クラス全体には前向きな見方を継続しており、低格付けのソブリン債や一部の現地通貨建て債券には依然として魅力的な投資機会があると考えています。

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投資した資産の価値や分配金は変動する可能性があり、投資家は投資元本を回収できない可能性があります。新興国市場、または専門的なセクター、制限されたセクターへの投資は、入手可能な情報が少なく流動性が低いため、また市場の状況(社会的、政治的、経済的状況)の変化により敏感に反応しやすいため、より不安定性があり、大きな変動を受ける可能性があります。

環境・社会・ガバナンス(ESG)投資に関するリスク:ESGと持続可能性を統合する際、EU基準で共通または統一された定義やラベルがないため、ESG目標を設定する際に資産運用会社によって異なるアプローチが取られる場合があります。これはESGと持続可能性の基準を統合した投資戦略を比較することが困難であることを意味しており、同じ名称が用いられていても異なる測定方法に基づいている場合があるということです。保有銘柄のESGや持続可能性に関する評価において、資産運用会社は、外部のESG調査会社から提供されたデータソースを活用する場合があります。ESG投資は発展途上の分野であるため、こうしたデータソースは不完全、不正確、または利用できない場合があります。投資プロセスにおいて責任ある企業行動指針を適用することで、特定の発行体やセクターが除外される場合があります。その結果、当該指針を適用しない類似の投資戦略のパフォーマンスよりも良くなったり、悪くなったりする場合があります。

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